母の夕飯を、どうしようかなと思う日があります。
作れる日はいいのですが、
そうでない日もあって。
「ちゃんと食べてもらう」ために、
宅食を調べてみることにしました。
…とはいえ、調べるのは私でも、
実際に食べるのは母です。
ここで一番むずかしいのが、
「どう伝えるか」でした。
宅配食をすすめるとき、まず悩んだのは「言い方」
宅食って、便利なものなのに、
言い方ひとつで「拒否されるかも」と思ってしまいます。
母の場合も、最初は、
「そんなのいらないよ」って言いそうな空気がありました。
だから私は、
いきなり“健康のため”とは言わないことにしました。
母に言った「最初の一言」は、これだった
私が最初に口にしたのは、
こんな言葉でした。
「これ、楽できるやつ。試しに置いとく?」
健康とか栄養とか、そういう話は、
あとからでもできる気がして。
最初は、
“母のため”というより、“私の負担を軽くするため”みたいな言い方の方が、
母にとっても受け入れやすいのかなと思いました。
断られないすすめ方の工夫
1) 「健康」より「楽ちん」を先に出した
「栄養があるから食べて」って言うと、
母はたぶん、ちょっと身構えます。
だから私は、
“楽でいいよ”の方を先に出しました。
結果的に、母は
「じゃあ、1回だけね」みたいな感じで、入口に立ってくれました。
2) 「買ったから食べて」ではなく「置いとく」にした
押しつけっぽくなるのが嫌で、
私はなるべく、命令形を使わないようにしました。
「食べて」ではなく、
「冷凍庫に置いとくね」。
たぶん、この“逃げ道”がある言い方が、
母にも私にも、楽でした。
3) 「母のため」より「私のため」を混ぜた
本音はもちろん、母にちゃんと食べてほしい。
でも、真正面から「母のため」と言うと、
母は気をつかってしまうこともあります。
だから私は、
「私が助かるから」を少し混ぜました。
不思議ですが、その方が、
母の表情が柔らかくなることがありました。
宅食をすすめたあと、母の反応はどうだったか
反応は、日によって違いました。
すごく喜ぶ日もあれば、
「今日はいいや」と言う日もありました。
ただ、私が覚えているのは、
「食べたくない」じゃなくて「今日はいい」と言ったこと。
これは、母なりに、宅食を“選択肢”として扱い始めた合図なのかな…と、勝手に思っています。
宅食は「すすめ方」で空気が変わる気がした
宅食そのものの良し悪しというより、
すすめ方で、家の空気が変わることがあるなと感じました。
- 正しさで押さない
- 決めつけない
- 逃げ道を残す
この3つだけでも、
母との距離が少しだけ保てる気がしました。
FAQ|よく迷ったこと
Q1. どんなタイミングで宅食をすすめましたか?
「今日ちょっとしんどいな」という日に、
会話の流れでそっと出しました。
特別な話し合いにはしませんでした。
Q2. 母が拒否したらどうしようと思いませんでしたか?
思いました。
だからこそ「やめてもいい」「置いとくだけ」という言い方にして、
断られてもいい形にしました。
Q3. 結局、宅食は続けた方がいいですか?
我が家では、まだ結論は出ていません。
その日の体調や生活の流れで、選び直しています。
まとめ|最初の一言は、いまも少し迷っている
母に宅食をすすめた最初の一言は、
「これ、楽できるやつ。試しに置いとく?」でした。
今も、それが正解だったのかは、はっきりしません。
でも、少なくとも、
母と私の間に“もう一つの選択肢”が置けた気はしています。
これからも、たぶん、結論は出さないまま。
その時の暮らしに合わせて、少しずつ調整していくのだと思います。